精力・性欲 コラム

大人になってからの夢精は病気のサイン?中高年での夢精には注意が必要

2018/05/30

10代の頃の夢精は若さの象徴と呼べます。

しかし、中高年になってからの夢精は、病気や疲労のサインと考えられることも。

夢精や射精をめぐる中高年のトラブルについて考えてみましょう。

夢精が起こる3つの理由

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夢精は主に3つの理由によって起こります。

1.性的な夢によって刺激されるもの

勃起の起こる「レム睡眠」の時間帯に性的な夢を見ると、その刺激によって射精に至ることがあります。精子の造成能力が活発な10代によく見られる現象です。

2.膀胱と前立腺のバランスによるもの

就寝中はトイレに立つ機会が少なくなるため、膀胱が尿でふくらんでいます。これが隣り合った位置にある前立腺を刺激すると勃起が起きます。前立腺の中に精液の元である前立腺液がたまっていると、膀胱と圧迫しあうのを避けるため、自律神経が射精を命じます。

3.慢性的な疲労によるもの

疲労が続くと、子孫を残そうという本能によって睡眠時に射精が起きます。中高年の夢精はこのパターンが多いので注意が必要です。

夢精の起こる詳しいメカニズムはこちら
なぜ起こる?夢精の原因やメカニズムについて徹底解説!

中高年なら気をつけたい「お疲れ夢精」

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男性の夢精に対する反応は2つに分かれます。

ひとつは「セックスの時より快感がすごい」と喜ぶタイプ。

対して「目覚めたら下着が汚れていて気持ち悪いだけ」というタイプ。

前者の方は、性的な夢によって夢精が導かれています。性欲旺盛で生殖能力も健全に保たれている証拠なので、自分が何才だったとしても喜ぶべき状況と言えるでしょう。本人も快感に満足している幸せなケースです。

しかし30代以上で、セクシャルな夢に関係なく夢精が起きる方理由を考えてみた方がよいでしょう。

先に上げた夢精の理由2. 膀胱と前立腺のバランスによるもの、思い出してください。

中高年になっても精液が「ドバドバ」と形容できるほど出ているという方は、寝ている間に膀胱と前立腺がおしくらまんじゅうをして、その結果、自律神経の指示で射精したのでしょう。

加齢とともに性欲が減り、精液の量も少なくなった。朝勃もあまり見られない。にもかかわらず夢精する場合は、疲労の蓄積による「お疲れ夢精」を疑ってみましょう。

中高年は体力が下り坂になる一方、仕事でも家庭でも責任が増し、子どもの進学、親の介護といった悩みが出てきます。心身ともに疲労がかさむ時期なのです。

日頃から神経が昂ぶり、ストレスに対抗するため脳内では交感神経の働きが活発になります。

勃起するには副交感神経の高まりが必要ですから、疲労とストレスにさらされている人は最も勃起しにくい状態にあると言ってよいでしょう。

性欲など感じるひまもないまま、気持ちの昂ぶった状態で床に就きます。それでも疲労はたまっていますから、スイッチが切れたように眠りに入ってしまいます。

本来、人間はうとうととまどろみながら入眠するのが自然な姿。倒れるように眠るのは疲労が限界を超えているサインなのでよくありません。しかも、脳はストレスにさらされ続けています。脅すような言い回しになってしまいますが、これは「危機的状況」なのです。

危機に陥った時、どんな生き物も必ず子孫を残そうと試みます。

何年も花を咲かせなかった木が突然、開花したと思ったら間もなく枯れてしまったというのはよくある話です。花は植物にとって生殖器官。枯死を感じ取った樹木が最後のパワーで開花させたのです。

人間もまったく同じ。疲労困憊な時こそ夢精が起こりがちになります。

今はもう忘れ去られてしまった常識ですが、結核患者の方は夢精しやすいと言います。かつて結核が死の病とされ、専門の施設で隔離治療されていた頃は、そういう患者さんが多く見受けられていたので定説となったのでしょう。

精力抜群とは真逆の「お疲れ夢精」だと感じたら、できるだけ休養につとめてください仕事で帰宅が遅くなったとしても、長めに風呂につかることで副交感神経を優位にし、穏やかな精神状態で眠りにつくとよいでしょう。

日常に見られる「遺精」に気をつけよう

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性行為、自慰と無関係に射精してしまうことを「遺精(いせい)」と呼びます。夢精は夜間の睡眠時に見られるため、「夜間遺精」と表現することもあります。

実は「夜間」だけでなく、昼間も遺精は起こりえます。

「トイレの際、おしっこが終わったと思ったら続いて射精した」「会議の席で座っていたら不意に射精した」などなど…。

もちろん、放尿しながらマスターベーションしていたわけでもありませんし、会議中にエロティックな妄想にふけっていたのでもありません。

外的な刺激がまったくないのに射精してしまうのが遺精の特徴です。

10代は男性ホルモンの分泌が盛んで、人生の中で最も生殖能力が高い時期です。この頃に遺精するのは決して珍しいことではありません。豊かな湧き水のように精液が作られるので、コップを傾ける(性的刺激を与える)ことなく、勝手にこぼれてしまう状態なのです。

中高年の遺精で考えられるのは、禁欲生活が長く続いたこと。若い頃よりは時間をかけて精液の容量がいっぱいとなり、何らかの刺激を受けることで、それがこぼれ出してしまうのです。

刺激は性的なものに限りません。

会議の場で緊張したことが引き金になって射精してしまうこともあります。こうした遺精では勃起しなくても射精できます。

勃起は本来、リラックスした状態ではじめてできるもの。緊張状態ではうまく勃起できません。

初体験でガチガチに緊張した男子がうまく勃たないのはこのためです。こうした「勃起障害」の多くは、交感神経が優位になった緊張状態が原因となっています。

しかし人体とは不思議なもので、勃起なしでも射精できますし、極度の緊張が射精の原因になることもあるのです。

遺精の予防にはまず定期的なマスターベーションで精液をため込まないようにすること。

緊張する場面では深呼吸して、交感神経の働きを抑えること

が大切です。

上記のような対策をしたにもかかわらず、日中の遺精がたびたび見られる場合は、なんらかの病気を疑う方がよいかもしれません。

過緊張や極度の精神的疲労、前立腺炎、尿道炎、神経障害などが考えられます。疾病に由来するものならば、定期的なマスターベーションでは解決にならないので、専門機関への受診をおすすめします。

精液に血が混ざっていたら

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中高年になると増加する傾向として、精液に血の混じる症状が挙げられます。「血精液症」と呼ばれるトラブルです。

血といっても射精とともに出血するわけではなく、精液が赤やピンクがかっていたり、一部に血液が混入していたり、血の凝固した赤黒い粒々が混ざっていたりと状態は様々です。

血精液症の原因としては「前立腺炎」「前立腺がん」が可能性として考えられます。

前立腺炎

前立腺は男性にだけある器官で、膀胱の真下に位置します。大きさはクルミほど。射精や排尿にかかわっており、精液の大部分はこの前立腺で生産されます。

前立腺炎はこの器官に細菌が侵入することで起こる疾病です。急性と慢性などいくつかのタイプがあります。尿道を経由して雑菌が侵入することは往々にしてあり、決して珍しい疾病ではありません。一説には男性の約半数が経験するとされています。

原因菌はさまざま。性行為によって感染することもありますし、大腸菌のようなありふれた菌が問題を起こすこともあります。慢性前立腺炎の場合は原因菌が分からないこともあります。

主な症状として排尿痛、睾丸を中心とした下腹部の痛み、頻尿、残尿感や排尿困難感、発熱などがあります。上で紹介した血精液症、遺精もそのひとつです。

抗菌剤で治癒することがほとんどですが、重症化すると手術を必要とします。

前立腺がん

早期発見できれば、放射線治療や手術によって治癒する可能性の高いがんです。男性のがん死亡の5%を占めます。比較的進行が遅いため、発見が遅れても長い期間にわたって生活の質の維持が可能です。

加齢とともに増加するがんの典型です。早期には自覚症状が見られませんが、前立腺特異抗原(PSA)の検査で発見できます。

前立腺がんの原因や、リスク要因についてはまだ明確な回答がありません。がんや生活習慣病の一因となるアルコールや喫煙、脂肪や糖質の多い食事といったものが前立腺がんを招くかどうか、はっきりしていないのです。

自覚症状がほとんどないため、死後になって前立腺がんの存在が分かることもあります。

そんな中、血精液症は数少ないサインなのです。目覚めて下着がねっとり汚れていたらうんざりする気持ちになってしまいますが、精液の状態をよく観察しておきましょう。早期発見の手助けになるかもしれません。

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え!精液が赤い?血が混ざっている原因や病気の可能性について

まとめ

性欲が減退しているのに夢精するのは、疲労のせいかもしれません。

日中、不意に射精する「遺精」に注意しましょう。

精液に血液が混じるのは、前立腺炎などの疾病が考えられます。

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