「にんにく」という食材にどういうイメージがあり、どういう連想が働きますか?
よく聞くのは、風邪をひいたときににんにくを焼いて食べると治るとか、下痢をしたらにんにくのすりおろしを飲めばいいとか、そういう民間伝承がありますが、それらは実際には医学的に根拠があるのでしょうか?
そして何よりにんにくと聞いて思い出すのは「精力増強」です。
山芋やウナギなどと並んで、男性に精をつけるための食材として、にんにくを最近疲れている夫に食べさせるなどという話もよくありますが、あれも本当に効果のある話なのでしょうか?
ここでは、そのにんにくの精力増強だけではなく、いろいろな効果と効能について医学的根拠のある情報をお伝えし、そして合わせてそのにんにくをおいしく食べるレシピをご紹介していきます。
目次
にんにくは古代から多くの効能で重宝されていた食材
にんにくはヒガンバナ科ネギ属の多年草で、ご存知のように球根を主に香辛料として用いることで人間の食生活の役にたってきました。
その歴史的な経緯で言うと、実に6000年前からにんにくは食用、薬用として重宝されてきており、エジプトをはじめギリシャ、ローマ、インド、中国などの各種記録にその旨が残っています。日本においても約1500年前の歴史書である「古事記」に登場しています。
あるいは、これは今でも寺院に行くとありますが、日本の寺院の山門の脇に立っている石に「葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず」と刻まれているのをご存知でしょうか?
葷酒の葷は、にんにくなどのニオイの強い野菜のことで、にんにくは臭いうえに性欲という「邪念」を生むので、修行の場である寺の中には入れてはならないという掟です。
逆に言えば、それくらいにんにくの精力増強、滋養強壮の効果は古代より知られていたということでしょう。
にんにくの効果・効能は多種多様!
それではそのようなにんにくですが、実際には今の医学ではどのような効果と効能があると認められているのでしょうか?実際ににんにくは非常に幅広い効果、効能が認められているのですが、その中で主なものを挙げると5つになります。
1 抗菌、殺菌、解毒効果
にんにくには、非常に強い臭いがしますが、これはアリシンという成分が原因です。
このアリシンには、強力な抗菌、殺菌作用があります。たとえば、にんにくの精油を12万倍と非常に薄めて用いても、生命力の強いチフス菌やコレラ菌を殺すという実験結果があるほどです。
また、季節になると話題に上るO157についても、1%の濃度のにんにくの液体を塗っただけで死滅したという実験報告もあります。
2 疲労回復、滋養強壮効果
食物から取った糖分をエネルギーに変えるために必要なビタミンに、ビタミンB1というものがありますが、にんにくはそのビタミンB1の吸収率を高めたり、ビタミンB1を身体に蓄積できる形に変えるなどの働きを持っています。
この作用があるがゆえに、にんにくには疲労回復や滋養強壮の効果があるわけです。
「アリナミン」という滋養強壮の医薬品がありますが、これもにんにくから生成されるアリシンがビタミンB1と結合してアリチアミンという物質になり、それがビタミンB1の吸収率を高めたり貯蔵を助けたりする、というメカニズムを利用して開発した薬です。これももとはといえばにんにくパワーなのです。
3 脳梗塞や心筋梗塞の予防効果
血液の中には血小板があり、けがなどで血が身体の外に流れ出ると、これが固まって止血の役割を果たします。
しかし、この血小板が過剰に存在すると、血栓と言って血管を詰まらせる物質になり、それが心筋梗塞や脳梗塞などの原因になります。
これに対して、にんにくには、チルアリルトリスルフィド、アホエンといったイオウ化合物が含まれており、この成分が血栓ができることを抑制する作用があるのです。したがって、にんにくを食べると、心臓病や脳梗塞のリスクを減らすことができるわけです。
4 生活習慣病や老化の抑制効果
活性酸素、というものをご存知ですか?身体の中にあって、身体の細胞を「酸化」させる、つまり「錆びさせる」悪玉の酸素です。これがあるので、人間の肉体は老化しますし、いろいろな部分が老化することで生活習慣病も発症するのです。
それに対して、にんにくには「抗酸化作用」という活性酸素を除去する働きがあります。
「抗酸化作用」のある物質というと、ビタミンCやビタミンE、赤ワインに含まれるポリフェノールなどがよく知られていますが、にんにくにもビタミンEが含まれているだけではなく、アリシン、アホエンなど実に15種類以上の抗酸化物質が含まれているのです。
ですので、にんにくは「最強の」抗酸化作用を持った食品だということが言え、これを食べることで老化や生活習慣病を予防できるのです。
5 癌の予防効果
アメリカ国立癌研究所が明らかにしたところによると、にんにくを食べることで、消化器管系の癌を中心にその発症リスクを減らす効果があると示されています。
特に、結腸癌、直腸癌などの予防については、かなりの確率で効果が出るとされています。
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にんにくが「特に」男の精力増強に効果がある理由とは?
以上のように、にんにくには実に多種多様な効果、効能があることが分かっていますが、男として気になるのはやはり「精力増強」に効果があるのか、ということです。これについても、いくつかの理由からその効果があるということが明らかになっています。
にんにくには精子を増やす効果
健康科学研究所の久郷晴彦教授らが行った実験によると、にんにくを与えらたマウスと与えないマウスでは、その精子の生産量に40%もの差があったといううことが発表されています。これも、先に書いたアリシンの働きが根幹にあります。
まずにんにくの中にあるアリシンとビタミンB1が結びつくと、アセチルコリンという物質になります。
このアセチルコリンはテストステロンという男性性ホルモンの分泌を脳が「増やせ」と命令するときに出る神経伝達物質で、したがってこのアセチルコリンの分泌が増えると、男性ホルモンのン分泌も活性化され、その結果精子の生産量が増えるのです。
ペニスの海綿体への血流増加効果も
またアリシンにはほかの面からも精力増強に対して働きます。先に書いたようにアリシンは、血栓ができることを抑える効果があります。ということは、血液がサラサラになるということで、血行が非常によくなります。
ご存知のように、「勃起」というものは、ペニスの海綿体に血液が流れ込むことによって起こるので、血行が良くなるということは、流れ込む血液量が増えるということです。そうすると、海綿体の膨らみ方も大きくなって、勃起力がさらに強まるのです。
あわせて亜鉛も精子量アップに貢献
さらにもう1つ、にんにくの精力増強効果です。にんにくにはこのアリシンのほかにも必須ミネラルの亜鉛が含まれています。
亜鉛はいろいろな精力剤にも配合されていることでもわかるように、精子を作るときに欠かせない成分で、これが増えると精子量も増えます。したがって、にんにくを食べると亜鉛の摂取量も増え、結果的には精子が増えて精力がアップするのです。
いかがですか?二重にも三重にもにんにくに含まれる成分が複合的に作用しあって、精力増強効果が現れることがお分かりいただけましたでしょうか?
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にんにくを食べて女性ホルモンの正常化!女にもうれしいにんにく効果とは?
以上のように、男にとってにんにくは「救世主的」にうれしい効果があることが分かりましたが、実は女にとっても、女独特の身体の健康に対するうれしい効果があります。
女性特有の病気は女性ホルモンのバランスの崩れ
女性の大きな悩みである、生理不順、生理痛、更年期障害などの病気は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンの分泌のバランスが崩れることによって起こります。
このバランスを整える司令塔が脳の中の脳下垂体という部位なのですが、この部位は、ストレスや疲労、体調などで狂いやすい、非常にデリケートな組織です。
にんにくのアリシンが女性ホルモンの分泌バランスを整える
これに対して、先ほどから出てきているにんにくのにおい成分であるアリシン、アリチアミンは、脳下垂体に働きかけ、狂った機能を整えて、「司令塔」としての役割を正常化します。すると、女性ホルモンのバランスも整って、結果的に女性特有の生理痛、生理不順、更年期障害などの悩みを取り除いてくれるのです。
いかがでしょうか?にんにくというと、男が精力アップのために食べるイメージがありますが、女性にとってもうれしい効果があるわけです。
簡単にアリシンを摂取できる!にんにく料理のおすすめレシピ
このような様々な効果、効能のあるにんにく料理ですから、ぜひ積極的に食卓に上らせることを推奨しますが、しかしにんにくは独特の臭みもあり、あるいはメインのおかずにもなりにくいので、なかなかたくさん食べることができません。
また、にんにくは、生に近い状態で一度に大量に食べると弊害のある食材でもあります。
ここでは、そんなにんにくを効果的に、それもおいしく料理にして、簡単にアリシンを摂取できるおすすめレシピをいくつか紹介します。
にんにくホイル焼き
1番簡単な食べ方で、おいしく、かつ量が食べられる料理です。
作り方は
①皮をむき、房に分けたにんにくをアルミホイルに包み、そこへバターと塩を少々入れる
②オーブン(グリル)で20分程焼く。
ホクホクして、甘くて非常においしいです。臭いも思ったほどは残りません。
にんにくボール
ホイル焼きほどの簡単さはありませんが、これもにんにくの「量」をおいしく摂れる料理です。
作り方は
①にんにくの皮をむいて芯をとりのぞき、小ぶりにカットする。
②ひたひたに加えた水と一緒にミキサーにかけてペースト状する(ミキサーがない場合はすりおろす)
③鍋にいれて煮詰めて水気をとばす。
④とろみがついてくるので、そうしたら火を止め冷ます。
⑤冷めたら卵黄を割り落とし、さらに煮詰めて、味噌くらいの固さになるまで待つ。
⑥煮詰まったペーストに、パルメザンチーズ、塩コショウで味付けをし、パン粉、片栗粉を少々加えて、適度に硬くする。
⑦これをミートボールくらいの大きさの一口大に丸めて、中火で揚げる。
これも熱々で食べると、ビールが進みます。おまけににんにくの含有量も多いので、栄養満点。
焦がしガーリック&ネギ塩だれ
最後に、にんにくだけのレシピではなく、調味料として作っておいて、冷ややっこのトッピングでもよし、ステーキに載せてもよしのレシピを紹介します。
作り方は
①にんにく、ネギをみじん切りにする。
②フライパンにごま油を入れ、①のにんにくを入れ、きつね色になったらさらにネギを入れる。
③最後に、塩、白ごまを入れる。
これを載せるだけで、いつもの淡泊な料理が、一転精力もりもりの栄養料理になります。
にんにくの成分を手っ取り早く摂るにはコレ!
とはいえ、ニンニクって臭いはキツイし、そんな毎日食べるもんでもないし。。日常的にニンニクをとるってちょっとしんどいですよね。。
なので特にオススメな方法として1つ紹介しておきましょう。
それはサプリメントでとる方法です。サプリであれば毎日手軽に臭いを気にすることもなく、にんにくの栄養を効率よく摂取できます。
まとめ
何となく身体にいいと思っていたにんにくが、実はきちんと医学理論的にも根拠があった上で、効果、効能があるということがお分かりいただけましたでしょうか?また、その効果、効能も、言われてきたような精力増強だけではなく、あらゆる病気の予防にも、そして女性特有の悩みにも効果があると知って、驚かれたのではないでしょうか?
ぜひ今晩の食卓から、にんにくを積極的に食べて、精力増強だけではなく、根幹から健康な体を目指してください。
参考サイト
https://garlicnow.com/
https://karadanote.jp/9484
https://にんにく卵黄口コミ.jp/josei.html
https://matome.naver.jp/odai/2138095559530672901
本気で精力をなんとかしたい人におすすめの方法
- どうしても満足のいく勃起がしたい!
- これが生きる活力なんだから、やっぱりもっと元気にしたい!
- めちゃくちゃ気持ちいい!という感覚を人生で一度は味わいたい!
という人は本当に多いです。
私の夫もその一人で、精力を高める方法を色々模索して試しており、その体験を本ブログにしています。
ただ、医療の技術がどんどん発達している現在ではやはり、
病院・クリニックに行って、医者に相談する
というのがベストの方法です。
私の夫も病院に行って、バイアグラなどのED薬をもらうのが絶対一番だという思いを持っています。
最近ではアダルト系で有名なDMMがED・早漏防止の診療をオンラインで受けられるクリニックのサービスを運営しているので、真剣に悩んでいる人は一度カウンセラーに相談することをおすすめしています。
ただ、
「病院行くほどではないんだけどどうにかしたいんだよなー」
という人もいるかと思います。
そういう人には、本ブログで私の夫が試した「精液を増やしてドバドバ出すことを目指す」タイプのサプリを使うのが良いかとおもいます。
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※あくまで個人の感想です。効果には個人差があります。