最初にオナニーを体験したのは何歳くらいですか?
初めての時にはおそらく偶然にその行為をしたと思いますが、射精をしてしまったときの恥ずかしさと同時に快感には非常に驚いたと思います。
それでは早速その点について生物化学的な観点から解明していきましょう。
人はなぜオナニーをするのか?
人だけではなくあらゆるオスはオナニーをする
人はなぜオナニーをするのか?
そんな問いかけをすると、「当り前じゃないか!気持ちいいからだろ!」という答えが返って来そうです。
でも不思議だと思いませんか?
相手がいない男性ならともかく、ちゃんとセックスの相手がいる男性でもオナニーをする人は多いです。
生物化学的に言えば、普通にセックスした方が子孫を残せる可能性も高まるので、大切な資源である精子をみすみす“無駄打ち”してしまうよりは、“溜め”ておいたほうが良いはずです。
それでもオナニーしてしまうのは、その男性の性欲がそれだけ強いということなのでしょうか?
実は、動物の社会全般に目を向けてみるとそうではなさそうです。
もしも生物学的にオナニーをしないほうが子孫の繁栄にとってよいことなら、「本能」で暮らしているほかの動物のオスは絶対にオナニーをしないはずです。
しかし、そうではないのです。
竹内久美子さんという生物学者は「あなたの知らない精子競争 BCな世界へようこそ」という著書の中で、オスのオナニーの様子を報告しています。
それによれば、動物のオスは、ペニスを地面や木の枝にこすりつけてオナニーをし、あわせて口や後足なども使うが、霊長類はさらに前足も使ってオナニーをする。
動物園に行くとサルやチンパンジーのオスの黙々とした行為が観察できる。
また、ゾウもゾウで鼻を使ってオナニーをし、イルカは水槽で飼っていると底にペニスを押しつけ、勢いよく噴き出している水にはそれを当てがい、オナニーをする。ということです。
オナニーの目的は妊娠させる力を高めるため
このようにオナニーは人間だけではなく、生物界のオスならばかなりの確率でしています。身体に害があるなら、そういうことはないでしょう。
ではオスはなぜオナニーをするのでしょうか?
イギリスの生物学者R.ロビン.ベイカーという人が、人間の男性数名を実験台に、オナニーの時とセックスを行った時との精子を採集し、精子の数や質を調査しました。
その結果わかったことは、「オナニーした後のセックスでは精子の“数”は減るが、その分“質”が上昇する」ということでした。具体的には、オナニーをした後の精子のほうが、女性の子宮まで到達する割合が飛躍的に上がったのです。
つまりここからわかることは、オスのオナニーは身体から古くなって弱った精子を排出し、その代わりに新しくて質のよい元気な精子と交換する「精子のメンテナンス」だということです。
それであれば動物の社会でもオスがオナニーをする理由がわかります。メスを妊娠させやすくするために、オナニーをして精子を元気にしていたわけです。
オナニーによって身体はどういう影響を受けるのか
そういう意味では、オナニーは基本的に良いことではありますが、しかし本当に良いことばかりなのでしょうか?
オナニーによって消耗する部分はないのでしょうか?
射精は交感神経を使う運動
そもそもオナニーの「最終的なこと」である、射精とはどういうものかについてまず説明します。
人間の神経は、交感神経と副交感神経があり、この2つが交互にあるいは同時に働いています。
どういう時に働くかというと、交感神経は活動しているときや運動しているとき、緊張したりストレスを感じているときに働きます。一方副交感神経は、リラックスしているとき、休憩しているとき、眠っているときに働きます。
ですので、交感神経ばかり働いているときは、人間は非常に疲れたり緊張やストレスを感じたりするということです。
実は「射精」という行為は、この交感神経の働きによる筋肉運動であり、すなわちエネルギーを消費する運動なのです。ですので、射精をすると身体はストレスを感じた時と同じ状態になり、射精後は疲れた状態になるのです。
そういう意味では、射精は身体にある程度のダメージを与える行為であるといえます。
射精によって失うものは亜鉛
また、射精をすると精子が身体の外へ放出されますが、これによって身体からどういう物質が失われるのでしょうか?
基本的に精子はタンパク質ですから、まずそれが失われますが、同時に消費されるのが「亜鉛」という物質です。
亜鉛は、亜鉛はタンパク質をアミノ酸に分解する働きをしています。また、DNAを作り出すうえでも役割を担っていますので、細胞の修理や修復に欠くことができません。
したがって、過度な射精によってその亜鉛が消費され過ぎてしまうと、免疫力の低下を招いたり、後で述べますが、いろいろな障害を体に起こすことになるのです。
東洋医学では「気」を失うとも
中国4000年の歴史でつちかわれた東洋医学でも射精はあるものを身体から奪う、と言っています。
東洋医学では、身体と精神は「気」「血」「水」で成り立っているといわれています。
「気」とは身体を巡って身体に元気を与えるエネルギーのことで、「血」はその名の通り「血液」で身体に栄養を送りこみ、「水」は「水分」つまり「リンパ」のことで身体の状態を整えます。
射精をするとこの元気の「気」を消費する、というのです。つまり、射精をすると身体からエネルギーが失われるということです。
よく言う、賢者モードの理由はこういったことにあったのですね。
以上述べたように、射精をするといろいろな負担が身体にかかり、いろいろな物質なりエネルギーが消費されてしまうということです。
オナニーのしすぎによって身体に起こる害とは
しかし、適度なオナニーは冒頭に書いたように「精子の力を高め」「妊娠しやすくする」効果があります。それであれば、問題はありません。
問題なのは「オナニーのしすぎ」です。これは先に書いたように、身体を疲労させすぎ、亜鉛などのいろいろな物質不足を招き、そしてエネルギーを身体から奪ってしまい、非常に困ったことになります。
具体的に説明しましょう。
亜鉛不足で起こる体の障害
アメリカの大学教授である、プラサド医学博士という人が亜鉛不足の実験をしています。
5人の男性に完全な食事管理を行って、1日わずかに1mg亜鉛を減らした、亜鉛不足の状態を6ケ月間続けました。
亜鉛の必要量は1日8mgから10mgですので、1mg減らすというのはわずかな量です。
しかしその結果、5人中 4人の精子数が減少し、5人中 5人の男性ホルモン量が低下しました。そしてその5人とも勃起しないという症状を訴えたのです。
そこで正常な食事に戻し、さらに1日30mgの亜鉛を補充したところ、4か月から半年かかって元に戻ったということです。
たった1mg足りないだけで勃起不全になったのです。
ここから言えることは、オナニーをしすぎて、過度な射精をすると勃起不全になる可能性もあるということです。
また、亜鉛は細胞の入れ替わりに必要な働きをしており、体の中では新陳代謝の激しいところに多く含まれています。舌にある「味蕾」という味を感じる器官もその一つで、亜鉛が欠乏すると細胞の若返りができず、味覚異常につながります。
つまりオナニーのしすぎは、味覚異常をもたらす危険性があるのです。
さらには、亜鉛はいくつかの方法で、免疫システムが細菌を退治することを手伝っています。
具体的には、ヘルペスや風邪の原因であるウィルスの働きを弱め、病原菌を発見して破壊する免疫細胞の働きを強めます。
つまりオナニーのしすぎで亜鉛が不足すると、人間にとって非常に重要な免疫機能が落ちることにもつながるのです。
また亜鉛の不足は前立腺の障害という病気も招くことが分かっています。さらには、亜鉛はセックス専用の栄養素ではないので、これが不足すると腎臓にも障害が起こり、目の網膜にも影響が出ます。
免疫機能が働くなったり、腎臓に障害が出れば、最悪死ぬということもあり得るでしょう。
つまりオナニーのしすぎはさまざまな病気や死をもたらす危険性があるということです。
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東洋医学の「気」がなくなるとどうなるか
先に書いたように、オナニーで消費する気は非常に多大なものであると、東洋医学では言っています。ですので、オナニーのしすぎは身体に気の欠乏をもたらし、肉体だけではなく精神の健康状態にも異常をもたらします。
そもそも気は思考や運動といった、様々な生命活動をつかさどります。性的な部分では、精液の製造、射精を行います。したがってオナニーをしすぎると、生命活動そのものに大きな影響を与えることになるのです。
オナニーのしすぎで日常生活にも支障が
またオナニーのしすぎで射精の頻度が増えると、日常の生活状況にも大きな影響を与えます。
まず疲労が蓄積しますので、生活習慣のみだれや、体力消耗による放心状態を招きます。
物事に集中できなくなるので、オナニー直後の車の運転などは事故の危険性が増します。また、オナニーをしすぎると、眠気がまして、細かい作業が難しくなります。
東洋医学でもこのことは符合します。
オナニーをしすぎると、頭がぼーっとする事がありますが、これは「気」が失われた身体や頭を使わないことでそれ以上に「気」を無駄に使わないようにしているのです。
まとめ
以上オナニーをしすぎた時の身体への影響と、それが病気や死を招くのか、ということについて解明しました。
結論から言うと、オナニーそのものは悪いことではありません。むしろ適度なオナニーは、身体の中にある古い精子を排出させ、新しく元気な精子に置き換えて、妊娠させやすくなる生物学的なプラスの意味があります。
ただし、それは「適度な」オナニーの場合です。
「適度」ではない、オナニーのしすぎは、身体から亜鉛を失わせ、それが腎不全、免疫力の低下、勃起不全という病気を招き、最悪死ぬというような、日常生活にも多大な悪影響があります。
ですので、するのであれば、適度な回数で「正しいオナニー」をして、気持ちをリフレッシュさせ、身体の精子も元気にしましょう。
「だいたいどれくらいの頻度が適度なオナニーの回数なの?」と気になったら以下の記事を参考にしてみてください。
(参考記事)
⇒みんなのオナニーの頻度はどれくらい?年齢別の平均回数の調査結果
また、オナニーに関してこちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね!
(参考記事)
⇒オナ禁によるテストステロン増加は本当か?メリットデメリットを徹底検証
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