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レッドブル 精子や勃起力など精力への影響はある?

最近飲料水市場には「エナジードリンク」というカテゴリーが生まれ、そのカテゴリーの売上がどんどん伸びています。

 

これは今までコンビニでコーラや缶コーヒーを買っていた若者たちが、エナジードリンクを購入するようになっているためです。

 

それほどエナジードリンクは人気のカテゴリーなのです。

 

そのエナジードリンクの代表的な商品の1つがレッドブルです。

 

レッドブル

 

エナジードリンクと聞くと、何か精力剤のような印象もあって、それを目的に飲んでいる人も少なくないようです。

 

果たしてレッドブルには精子を増やしたり、勃起力をアップさせるなどの精力への影響はあるのでしょうか。

 

ここでは内容成分に着目して、その点をしっかり解説します。

 

レッドブルとはどういう商品か?

レッドブルとは

そもそもレッドブルはどういう商品なのでしょうか。

 

レッドブルはオーストリア産のエナジードリンクです。

 

現在は日本を含め、世界160か国以上で販売されている人気商品で、エナジードリンクとして売上、シェアともに世界NO1のブランドです。

 

それも年10%以上で販売数が伸びています。

 

ただし世界中で売られていると言ってもその国によって医薬品関連の法律が違うため、内容成分はそれに合わせて微妙に変更されています。

 

たとえばほかの国のレッドブルにはタウリンが入っていますが、日本でタウリンは医薬品原料なので、日本のレッドブルには含まれていません。

 

その主な成分と配合量は以下の通りになります。

  • アルギニン300mg
  • カフェイン80mg
  • ナトリウム200mg
  • ナトリウム200mg
  • ナイアシン7.5mg
  • ビタミンB2 0.09mg
  • ビタミンB6 5mg
  • ビタミンB12 5ug

 

これについては後で詳しく触れます。

 

いずれにしても日本だけではなく、世界中で大人気なのがレッドブルなのです。

 

精子量に影響を与える成分とは?

では本題である、レッドブルが精力な影響するのかの検証に入りましょう。まずはレッドブルを飲むことで精子量が増えるのか?という点です。

 

精子はどうやって作られる?

まずそもそも精子がどうやって生成されるかをご存知でしょうか。

 

精子は陰嚢、つまり男性のペニスにぶら下がっている「玉袋」の中の精巣で生成されます。

 

精巣の中は200~300の小部屋に仕切られ、そこで精子は74日間かけてつくられています。

 

そしてその主な原料はタンパク質ですが、タンパク質は身体中にあるので、それを特殊な精子という物に変えるためのは、「アルギニン」という「亜鉛」という成分、そして男性ホルモンがカギになります。

 

このうちタンパク質と男性ホルモンは身体中に非常にたくさん存在します。

 

身体の全ての組織は基本的にタンパク質でできていますし、男性ホルモンの原料はコレステロールなので、むしろ取り過ぎて健康診断で引っかかっている人も多いくらいです。

 

となると精子生成のポイントは「アルギニン」と「亜鉛」ということになります。

 

亜鉛とは

その2つのうちの亜鉛は身体の中で多くの働きをしていますが、1番働く場所はまさに陰嚢です。具体的には、タンパク質が精子に変性する時に亜鉛という媒介物が必要なのです。

 

ですから亜鉛が多いほど、精子がたくさん作られ、溜まっていきます。

 

溜まった精子は放出したい、すなわち射精したい、という欲求を生みますから、それによって精力がアップするのです。

 

アルギニンとは

次にアルギニンはどのような働きをしているのか見てみましょう。

 

アルギニンは身体の中でも作ることのできる非必須アミノ酸ですが、その生成量は少ないため、不足分を食事で補う必要がある成分です。

 

このアルギニンも身体の中で多くの働きをしていますが、精子の生成上の働きとしては、男性ホルモンの分泌を促進することです。

 

したがって、タンパク質を精子に変性させるためには、男性ホルモンと亜鉛が必要で、さらにその男性ホルモンを分泌させるためには、アルギニンが必要、という構造なのです。

 

以上の理由で、精子量を増やすには亜鉛とアルギニンが必要なわけです。

 

勃起力に影響を与える成分とは?

では次に、精力アップのもう1つの要素である勃起のメカニズムと必要な成分を見ていきましょう。

 

そもそも勃起のメカニズムとは?

まず最初に「勃起が起こるメカニズム」を解説します。

 

勃起はペニスの皮の中にある海綿体に流れ込んだ血液が海綿体が膨らまし、それによってペニスが立ち上がる、というメカニズムです。これをもう少し段階を追って説明すると以下のようになります。

 

まず最初にアダルトビデオを見たり、好みのグラドルの写真を見たり、性行為中の声を聞いたり、などの性的な刺激が脳に入ります。すると脳はペニスに勃起の指令を発します。

 

それを受けると、ペニスにつながる血管周辺に一酸化窒素という物質が分泌されます。

 

この一酸化窒素は筋肉を弛緩させる働きがあり、血管周囲の筋肉を弛緩させることで、血管への締め付けをなくし、結果的に血管を広げます。

 

するとペニスの海綿体に流れ込む血流が増えて、海綿体が膨れ上がり、勃起するのです。これが勃起のメカニズムです。

 

ですから勃起力アップのためにはこの一酸化窒素の分泌量を増加させればよいわけです。

 

勃起力アップに効果のある成分もアルギニン

しかし、では簡単に一酸化窒素を配合した精力剤を作ればいい、というわけにはいきません。

 

なぜなら一酸化窒素は身体の外にあるときには毒性があるので、精力剤などには配合できないでのす。

 

そこで登場するのが先ほども出てきたアルギニンです。

 

実は一酸化窒素は普段は体内にあるわけではありません。普段はアルギニンとして存在し、脳の指令によって一酸化窒素に変化するのです。

 

そしてアルギニンは大量にさえとらなければ身体には無害なので、精力剤に配合できます。

 

そういう観点では、精力剤やドリンクに勃起力アップの効果があるかどうかを見るには、アルギニンがどれだけ含まれているかを見ればよい、ということになります。

 

レッドブルには精子量、勃起力アップの成分は入っているのか?

レッドブル勃起精力

それでは以上のような精子量アップ、勃起力アップ、それを通じての精力への影響を及ぼす成分がレッドブルには入っているのでしょうか。

 

精子量アップのためのアルギニンは配合、ただし亜鉛は0mg

まず精子量アップについてです。

 

先ほど記載した成分一覧をもう1度確認してみてください。

 

  • アルギニン300mg
  • カフェイン80mg
  • ナトリウム200mg
  • ナトリウム200mg
  • ナイアシン7.5mg
  • ビタミンB2 0.09mg
  • ビタミンB6 5mg
  • ビタミンB12 5ug

 

このようにアルギニンは300mg配合されていますが、亜鉛は0mgです。したがってレッドブルには、たとえ何本飲んでも精子量を増やす効果はないと判断できます。

 

勃起力アップのためのアルギニンは300mg配合

次に勃起力アップの方はどうでしょうか。これは今確認した通りアルギニンが300mg配合されているので、その点は効果が期待できます。

 

勃起力アップ効果が出るアルギニン配合量

ただし問題は配合量です。

 

いくらアルギニンが配合されていても、その配合量が「勃起力アップ」という効果を十分にもたらすものでなければ、効果は現れません。

 

では勃起力アップのためには、どの程度の配合量が必要なのでしょうか?

 

これは諸説まちまちですが、少ない説では1000mg、多い説では4000mgというのがおおむねの主張です。

 

実際には、勃起力アップのためにはその本人の持っている元からの精力の問題や、当日の体調などもあるので、一概には言えませんが、ここでは仮に、1番量の少ない、つまりハードルの低い1000mgとして検証していきます。

 

となると、この1000mgに対してレッドブルの1本あたりのアルギニンの配合量は300mgですから1/3にもなりません。

 

つまり結論的に言って、レッドブルを「1本」飲んでも、勃起力には影響がない、効果が出ない、ということなのです。

 

効果が出るくらいの本数を飲んだらどうなるか?

いかしあえて今「1本」と書いたのは、「それでは効果が出るくらいレッドブルの本数を飲んだらどうなるか」という問題があるからです。

 

つまり最低必要な1000mgになるように、レッドブルを3本ちょっと飲んだら効果が出るのではないか、ということです。

 

確かにそれだけ飲めばアルギニンの効果が発揮される規定量に達しますから、理論上は勃起力がアップされるはずです。

 

しかしそうなるとそうなったで、また問題があるのです。

 

それはカフェインの過剰摂取の問題です。

 

カフェインは一定量以上飲むと、カフェイン中毒を発症します。どの程度危険かというと、急性中毒の場合は死亡に至るほどです。

 

ですから、このような「シャッキリ」系のドリンク剤には必ず裏面にカフェインの摂取量に関する注意書きが書いてあります。

 

ではどの程度カフェインを摂取すると、中毒症状が出るのでしょうか。それはおおむね以下の通りです。

 

・1日に250mg以上の摂取:焦燥感、神経過敏、興奮、不眠、顔面紅潮、悪心、頻尿、頻脈など。

 

1時間以内に 6.5 mg/kgの摂取(体重60kgの人間が390mg以上の摂取):精神症状としては、精神錯乱、妄想、幻覚、幻聴、パニック発作、取り乱す、衝動性などが現れ、最悪は自殺行為に及ぶ場合もある。身体症状としては、胃痛、胸痛、吐気、嘔吐、時に不整脈、心臓麻痺、足がつるなどの痙攣、歩行困難。

 

ですから、仮にレッドブルを飲んで勃起力がアップしたとしても、それによってカフェイン中毒が出るようなら現実問題として、それだけのレッドブルを飲むことは不可能ということです。それはどうなのでしょうか。

 

先ほどの配合一覧を見ると確かに、「カフェイン80mg」と書いてあります。つまり3本飲むと、カフェインは240mgの摂取です。

 

これはまず初期の中毒症状が出るギリギリの線です。正確にアルギニン300mgのために「3本とちょっと」飲んだ場合は、アウトです。

 

つまり、レッドブルを複数本飲んで勃起力アップをさせることは可能だが、それは反面カフェイン中毒になる恐れもあるということです。

 

したがって、現実的に勃起力アップが発揮されるまでレッドブルを飲むことは不可能なので、実質はレッドブルに勃起力アップの効果はない、ということが結論になります。

 

以上をまとめると、レッドブルには

 

  • 精子量増加効果はない
  • 勃起力アップ効果はない

 

ということで、精力には影響が全く出ない、ということになります。

 

まとめ

いかがでしたか。

 

一部の若者や男性の間では、精力アップのためにレッドブルを飲んでいるような傾向がありますが、それは誤りだということがお分かりいただけたでしょうか。

 

誤りどころか、多めに飲んでしまったら生命の危険さえある飲み方です。

 

ですからレッドブルはあくまで「シャッキリ」系の、飲んだらカフェインの興奮効果で、仕事をする気がわいてくる、というような飲み方をするのが1番よいということです。

 

他のコンビニで売られている「元気になる」系のドリンクに関しても同じようなことがいえます。

 

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⇒凄十 飲むタイミングや効くまでの時間・実際の効果について 

 

もしも精力アップを考えているのであれば、そのために開発された、アルギニンが規定量に十分達するだけの配合がなされている精力剤を飲む方が効果的であり、なおかつ安全でしょう。

 

以上、「レッドブル 精子や勃起力など精力への影響はある?」の記事でした。

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