「まだ20代なのにこのペースで精欲減退が進んでしまったら一体この先どうすれば・・・」
年齢とともに性欲や精力が衰えてくるのはごく自然な流れではありますが、若い世代でも精欲減退に悩んでいるという人は少なくありません。
性欲も精力もあるけどアッチの方の元気がないというのも辛いですが、それ以前にムラムラする事もなくなって性欲がわかないというのも男としては悲しく不安に駆られますよね。
また、男性の精欲減退は、男性に限らず女性側にとっても時には深刻な悩みへと発展します。
・子供が欲しいのに結婚後、夫の性欲が急激に落ちてセックスレス状態
・彼氏や夫からセックスに誘ってくれなくなって欲求不満
このように、男性の精欲減退は男女共通の悩みです。
※補足
本記事ではムラムラする「性欲」と勃起や射精など肉体的な性的元気を意味する「精力」をかけ合わせて「精欲」と呼んでいます。(正式な呼称ではないと思いますが)
目次
性欲の強さと男性ホルモンの密接な関係
性欲の強さは男性ホルモンと大きく関係してきます。
男性ホルモンの95%を占めているのがテストステロンという成分なのですが、このテストステロンの値が高いと、性欲も強く男らしさがみなぎっています。
実はこのテストステロンの数値が高いか低いかは、母親のお腹の中にいる胎児の時に、どのくらいテストステロンを浴びたかで既に決まってしまっています。
なので、元々テストステロン値が高い人もいれば低い人もいるということ。
ここで突然ですがちょっと自分の利き手を見てみてください。
「薬指が人差し指より長い人」は、テストステロン値は元々高い証拠です。
先ほど胎児の時にテストステロンを浴びると説明しましたが、浴びた量が多ければ多いほど薬指の成長に繋がり長さが決まります。
薬指はテストステロンへの感受性が高いため、薬指の長さを見ればある程度自分のテストステロン値が高いか低いかがわかるんです^^これは2D4Dの法則と言われています。
手相占いでもなんでもなく医学的に根拠のあることなんですよ!
(参考記事)
⇒オトコに効くテストステロン増強フード!驚異の食べ物10選
⇒辛い筋トレやオナ禁は不要!テストステロンを簡単に増やすポーズとは?
性欲が減退していくと言われている年齢と理由
ところが、テストステロン(男性ホルモン)の値は年齢とともに減少していってしまうのです。
なので、昔は性欲が有り余るほどあったのに、今は全然ムラムラすることもないしセックスしたいとも思わない…なんていう人も。
では精欲減退に直結する男性ホルモンが減少していく年齢はいくつからなのでしょうか。
人生で最も男性ホルモンが高い時期は20代で、30を過ぎ中高年になってくると徐々に減少していきます。

出典:堀江重郎(2009)『ホルモン力が人生を変える』小学館
そして、男性ホルモンの減少は、性欲の問題に限らず肉体面や精神面においても大きな影響を及ぼします。
なので、性欲が落ちてきたなぁと感じたら、ただ「歳のせいだから仕方ない」とうやむやにするのではなく、他のリスクがある事を知ってきちんと対策を取っていく必要があります。
このように年齢とともに、男性ホルモンは減少していくのは自然な流れではありますが、どうやら最近は若い人までも性欲のない人が増加しているとのこと。
「ED(勃起不全)の専門医が20代から30代の男女671人を対象に行なった性生活調査によると、男女全体の46.3%がセックスレスだと認識。その最も多かったキッカケが『性欲がなくなった』(33.8%)」
「一般社団法人日本家族計画協会による男女の生活に関する調査では、16~49歳の男女で有配偶者のセックスレス割合は2004年の31.9%から着実に増加。2012年には41.3%に達し、8年間で約1割増加しています。また、最近は10代から30代の若い男性の間でEDも増えてきました」(引用元)
ということで、ここからは年齢別に精欲減退の原因を探っていくことにしましょう。
年齢別で見る精欲減退(テストステロン減少)の原因

出典https://googirl.jp/wp-content/uploads/2013/12/1312154top.jpg
10代後半の精欲減退の原因
10代といえばまだまだ成長期で男性ホルモンの分泌も活発なはずなのですが、もし性に対して全く興味がない・性欲が沸かないというのであれば次の原因が考えられます。
元々テストステロン値が低い
これは最初の方でも説明したように、元々男性ホルモンのテストステロン値が低めで、ガツガツした男らしさというよりもおっとりした性格や中性的な性格だということが考えられます。
セックスをしても淡白なタイプです。
食生活の偏り
学生時代陥りやすいのが不健康な食生活。インスタント食品ばかり食べていませんか?
コンビニの食事や、インスタント食品、スナックなどに多く含まれている食品添加物には、男性ホルモンを抑制させる働きや、精子の原料となる亜鉛の働きを阻害させます。
現に、今の20代の男性の精子の数は40代の男性の半分しかないというデータがあります。
これは日本だけでなく、デンマークの医師も同様の発表をしています。
偏った食生活や添加物を多く含むものばかり食べていると、性欲はおろか精子の数まで減ってしまうのです。
寝不足
睡眠不足もまた、テストステロンの分泌を減少させます。他にも頭がぼーっとして集中できないなど脳の働きも悪化します。
夜更かしせずきちんと睡眠時間をとり規則正しい生活を心がけましょう。
20~30代前半の精欲減退の原因
年齢的にはホルモンの分泌はまだまだある時期ですが、この年代で性欲がわかない原因は主に次のことが考えられます。
ストレスや疲労
職場や家庭でのストレスを感じていませんか?男性ホルモン低下の一番の原因はストレスなのです。
ストレスによってテストステロンが減少し、代わりにストレスホルモンのコルチゾールが増加し、抑うつ状態を助長します。
精神的に健康な状態でなければ、性欲がわかないのも当然です。
運動不足や栄養不足
不規則な生活や、仕事に追われる忙しい日々を送っているとどうしても運動不足や偏った食事による栄養不足に陥りがちです。
特に仕事でデスクワークがメインの人は、意識的にストレッチをしたり体を動かしたりする時間を作ってみましょう。
結婚
この年代になると結婚している人も増えてくると思いますが、未婚の男性と既婚で既に子供がいる男性のテストステロン値を比べると、後者の方がテストステロン値が低いのです。
男性にとっての狩りの時期が終わり、子育てする環境にあわせて、テストステロン値も下がるため性欲も収まると考えられます。
一方で、結婚してもテストステロン値が高い男性は浮気をしやすいと言われています。
30代後半~40代の精欲減退の原因
ストレスや疲労
20~30代前半の原因と同様、この年代でもやはりストレスや疲労によってテストステロン値が下がり性欲も減退するというケースがとても多いです。
仕事では部下や上司の間に挟まれる年齢でもあり、ハードな仕事が終わるともう疲れて家庭やパートナーがいてもセックスレスに陥りやすくなります。
メタボリックシンドローム(肥満)
アメリカの「肥満と男性ホルモンの関係」について20年間にわたる追跡調査の結果によると、メタボリックシンドロームの人は男性ホルモン値が低いことが実証されています。
その逆もまた然りで、テストステロン値が下がってくると、内臓脂肪が増えメタボリックシンドロームにつながります。
さらに、健康的な男性に比べメタボリックシンドロームの人は死亡リスクがなんと3割高いという結果まで出ています。
性欲の減退に限らず、肥満は様々な生活習慣病につながるため、早い段階で健康的な体型に戻る努力をしましょう。
加齢による男性ホルモンの減少
加齢にはどうしても逆らうことはできません。
30を過ぎると、徐々に男性ホルモンは減少していくため、10代20代の頃のように湧き上がるような性欲がなくなってくるのはごく自然のことです。
ただ、高齢でも元気な人は元気ですよね、体も性欲も。
日頃からテストステロンを高めるような食事や筋トレ、ストレッチなどを取り入れてみましょう。
性生活のマンネリ化
パートナーや妻にだけ性欲がわかないという場合は性生活のマンネリ化や、相手を女としてではなく家族としてしか見ることができず欲情しないということが考えられます。
このような場合は新しい刺激を取り入れるのが回復への近道ですよ。
普段家でするセックスをホテルでしてみる、軽いSMプレイをしてみる、コスプレをしてもらうなどですね♪
50代以上の精欲減退の原因
加齢に伴う男性更年期障害(LOH)
更年期障害と聞くと女性のイメージが強いかもしれませんが、男性にも更年期障害は起こります。これも男性ホルモンの減少が原因です。
男性更年期障害になると性欲や肉体的減退はもちろん、精神面でも大きな影響を及ぼします。
症状の例としては
やる気がなくなる、疲労感、ほてり、頭痛、めまい、耳鳴り、頻尿、ED(勃起不全)、うつ症状、筋肉痛、不眠、朝勃ちの減少など
様々な症状が現れますが、男性の更年期障害は女性よりわかりづらく、本人が認識できていないことも多いです。
先程のような症状を感じる場合は一度、泌尿器科で男性ホルモンの値を調べてもらうといいでしょう。
男性ホルモン値が異様に低い場合はテストステロン(男性ホルモン)補充療法で症状が改善できます。
(参考記事)
⇒年齢を感じさせないカラダに!テストステロン補充療法の効果と副作用
病気の薬の影響
年と共に増えるのが病気。それとともに増えるのが薬。
今飲んでいる薬の副作用による体調や精神面の変化などが精欲減退を招いていることも考えられます。
体力や筋力の衰え
テストステロン(男性ホルモン)には筋肉を大きくする作用がありますが、年齢とともに筋力も低下してくることで筋肉を作るために必要なテストステロンが減少します。
太ももや背筋など、体の大きな筋肉を鍛えるようにするとテストステロンの分泌を高めることができますよ。
定年後うつ
定年をきっかけに、仕事をしていた人生からガラリと交わり、何もやることがなくなり喪失感に襲われうつ病を引き起こすケースがあります。
全年齢で考えられる原因
菜食主義(ベジタリアン)
テストステロンの主原料はコレステロール。
そのため、栄養バランスの偏った食生活を送っていてコレステロールが不十分だと、テストステロンは低くなります。
ダイエット中の人もコレステロールは不足しがちなので、極端な食事制限をかけるダイエットには注意しましょう。
睡眠時無呼吸症候群
いびきがうるさいと言われたことのある人はいませんか?
太っている人がなり易いイメージですが、細い人でも顎が小さいと陥りやすいです。
睡眠時間は取れているはずなのに、寝ても疲れがとれない・集中力がない・昼間突然睡魔に襲われるなど、心当たりのある人は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
これがなぜ、精欲減退につながるのかというところですが、睡眠時無呼吸症候群の人は寝ている状態でも、常に交感神経が緊張した状態にあります。
男性ホルモンは副交感神経によって支配されているのですが、無呼吸時に酸素濃度が減少することで交感神経が優位になり男性ホルモンが減少するのです。
そのため、精欲減退にも直結してきます。
鬱病や薬による副作用
うつ病や精神疾患を抱えている場合も、ストレスホルモンのコルチゾールが男性ホルモンの分泌を抑制してしまいます。
【育毛剤や発毛剤に含まれる成分】
薄毛に悩んで色々と対策をとっている人もいるかと思いますが、病院で処方される「フィナステリド」を主成分とした治療薬には男性ホルモンの分泌抑える働きがあります。
他にも副作用として、性欲減退や射精障害、精子の数の減少などがあげられます。また、海綿体の細胞が萎縮してED(勃起不全)になる人も。。。
なので、これから子作りを考えている人は、薄毛治療よりも妊活を優先することをオススメします。
でも安心してください、薬局などで販売されている「ミノキシジル」を主成分とする育毛剤は男性ホルモンとは関係がありません。
【筋肉増強剤・ステロイド】
マッチョな人ほど男性ホルモンがみなぎっているように思われがちですが、ボディビルをしている人が使用することのあるステロイドは、テストステロンの分泌を抑えてしまいます。
ステロイドにはテストステロンと似た働き(筋肉や骨を大きくするなど)があるため、ステロイドが注入されることで、脳が体内のテストステロン分泌が十分あると勘違いし分泌をしないよう指示されてしまうのです。
さらに、精子形成を促すホルモンも低下させてしまうため、精巣(睾丸)も萎縮していきます。
ステロイドの投与をやめれば、数ヶ月~1年で正常な状態に戻りますが、もし子供を望むのであればステロイドには手を出さない方がいいでしょう。
その精欲減退をストップ!5つ性欲アップ術とは
食生活・生活習慣の改善
何よりも規則正しく生活すること、バランスの良い食事を取ることが一番です!
テストステロンの原料となるコレステロールや良質なたんぱく質、生殖機能に関わる亜鉛を含む食材の摂取を心がけましょう。
筋トレやストレッチ・適度な運動(激しい運動はNG)
加齢によって性欲や精力が衰えてくると目立つのが太ももの筋力低下です。
下半身を強化する筋トレ(スクワットや四股など)は、下半身の血流もよくなると同時にテストステロンも増加します。
テストステロンは筋肉や骨を大きくする作用があるので、元々筋肉の大きい太ももや背筋を鍛えると効率よくテストステロンを増やすことが出来るでしょう。
しかし、注意しなければいけないのは、激しい運動は逆に男性ホルモンにはよくありません。
長時間のマラソンや激しい運動は活性酸素が増加し、体内の酸素を酸化させます。精巣は酸化ストレスの影響を受けやすいため、適度な運動(ストレッチやヨガ、ウォーキング)が理想です。
ストレスを貯めない
何度でも言います、テストステロンの減少の一番の原因がストレスです!
こればっかりは働く男性にとっては、なかなか難しいかもしれませんが、ストレスを発散できるようなリラックスした時間を取り入れるようにしましょう。
簡単なところだと、瞑想やストレッチ、何か趣味がある人は趣味を楽しむのもいいでしょう。
ツボ押し
性欲・性力をアップさせるツボに「中極」というツボがあります。中極はお腹の正中線上で、恥骨の上端から指の幅一本分上がったところにあります。

出典https://5000blog.com/05/2013/06/05/
その位置からもわかるように、生殖器に密接に関係しているツボです。
この中極に親指を当てて、息を吐きながらグーっと強めに押し込みます。
押し込んだら息を吸いながら指をゆっくり離します。
これを7~8回繰り返してみてください。
女性の不妊症などの治療にも使われるツボです。
また、中極のツボ押し以外にも、足を肩幅に開いて鼠径部(そけいぶ)を30秒ほどさすりあげてみましょう。鼠径部が温まるまでよくさすります。

出典https://healthil.jp/28254
そけい部擦りを毎日すると、太ももの血流がよくなり、男女ともに性力アップしてきます^^
他にも精力・性欲UPに効くツボはたくさん存在しており、詳細を別記事にまとめているので参考にしてみてください。
(参考記事)
⇒男に効く最強のツボ!精力性欲アップにはここを押さえろ
サプリメント(亜鉛・マカ・テストステロンブースター)や漢方
ここまで4つの方法を紹介しましたが、
・実際バランスの良い食事を毎日とるのは意外と大変。
・忙しい日常では何かと栄養が偏りがちになってしまう。
・運動する時間もなかなか取れない
・ストレスをためない生活なんて現実的に無理
という人は少なくないでしょう。
でも安心してください、今は便利な世の中になったものです。
栄養や性欲精力減退に有効な成分がギュッと詰まったサプリをとることで手軽にこれまでの精欲減退に歯止めをかけることが出来ますよ!
まとめ
精欲減退について、年齢別で主に考えられる原因や対策についてまとめましたが、根本の原因はどの年代も男性ホルモン(テストステロン)の減少です。
年齢のせいだと諦めず、いくつになっても性生活を楽しめるような体作りを日々心がけていきませんか?
せっかくのパートナーとセックスレスだなんて、悲しいじゃありませんか。
出会った頃、初心を思い出して夫婦やパートナーと心豊かな生活を送れるよう、色々と改善策はあるので試してみてくださいね。
それと最後に、バイアグラなどの勃起薬で性欲も増すと勘違いしている人も中にはいるようですが、勃起薬にはそのような媚薬的な効果は一切ありません。
勃起薬は性的刺激があって初めて効果のあるものです。
性欲はあるのに勃たない人のためのものですから、性欲がないのに使っても効果はないので注意してくださいね。
では、性欲回復をしてより良い性生活に向けて今できることから少しずつやっていきましょう!
以上、「精欲減退する男性がヤバイ!年代別の原因と5つの性欲改善方法」の記事でした。
本気で精力をなんとかしたい人におすすめの方法
- どうしても満足のいく勃起がしたい!
- これが生きる活力なんだから、やっぱりもっと元気にしたい!
- めちゃくちゃ気持ちいい!という感覚を人生で一度は味わいたい!
という人は本当に多いです。
私の夫もその一人で、精力を高める方法を色々模索して試しており、その体験を本ブログにしています。
ただ、医療の技術がどんどん発達している現在ではやはり、
病院・クリニックに行って、医者に相談する
というのがベストの方法です。
私の夫も病院に行って、バイアグラなどのED薬をもらうのが絶対一番だという思いを持っています。
最近ではアダルト系で有名なDMMがED・早漏防止の診療をオンラインで受けられるクリニックのサービスを運営しているので、真剣に悩んでいる人は一度カウンセラーに相談することをおすすめしています。
ただ、
「病院行くほどではないんだけどどうにかしたいんだよなー」
という人もいるかと思います。
そういう人には、本ブログで私の夫が試した「精液を増やしてドバドバ出すことを目指す」タイプのサプリを使うのが良いかとおもいます。
⇒精液をドバドバ増やしたい人の為のおすすめサプリBEST3!
※あくまで個人の感想です。効果には個人差があります。
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