ED(勃起不全)には急激に痩せた、黄疸が出たといった他人にも分かる症状がありません。
本人だけが勃起の悩みを抱えて、しまいこんでおくことができます。
しかし、本当にそれでよいのでしょうか?
EDを隠し続け、放置しておいたことで起こりうるリスクについて、3つの原因別に考えていきましょう。
EDは「否認の病」
ED(勃起不全)は「否認の病」と言えます。
うまく射精できない、勃起が途中で萎えてしまうといった症状が自分の身に起こっていても、それをEDだと認めるかどうかは、あなた自身です。
「今日は疲れているから仕方ない」「年のせいだろう」「あんまり好みの女性じゃなかった」…様々な理由をつけて、勃起できなかったことを説明できます。
パートナーに気づかれた時も同様です。
「仕事のことで頭がいっぱいになってて」「眠いから」…と言い訳すれば、その場はうまくごまかすことができるかもしれません。
勃起は男性らしさの証明です。うまく勃たないという事実を認めることは、とても苦々しいでしょう。できることなら一時的な不調であってほしいと願ってしまいます。
自分自身の中でさえ認めたくないのですから、他人に対してはなおさらです。遠慮がちに「もしかしてEDなんじゃない?」などと問われようものなら、全力で否定にしにかかることでしょう。
薄々自覚していながらも、自分や他人に対し決して病気だと認めない‐。EDが「否認の病」である理由がお分かりでしょうか。
しかし、否認を続けてもその先に展望はあるのでしょうか?EDが自然治癒する可能性を考えてみましょう。
これだけあるEDの原因
まずEDの原因を整理することで、自然治癒の可能性を考えていきましょう。
EDには主として3通りの要因が考えられます。
1.心理的なストレス
メンタルの要因で起こるEDで、さらに「現実心因」と「深層心因」の2つに分けて考えることができます。
「現実心因」は今現在、感じているストレスやプレッシャーだと考えてください。
セックス経験が浅く、いざという場面で動揺して勃たないのは現実心因の典型例です。
パートナーと問題を抱えている場合もEDの要因です。性の不一致、妊娠への恐怖などが挙げられます。
別居を考えるほど夫婦間が冷え切っていればEDになってしまうのも当然でしょうし、長年連れ添っていてもマンネリという思わぬ障害が待っています。
性的な事柄にかかわらなくても原因となります。過労、睡眠不足、仕事の悩み、経済的困窮といった様々な悩みもEDにつながっていくのです。
「深層心因」は心の奥深くに存在するもの。幼少期に受けた性的虐待、正常な親子関係が築けなかったエディプスコンプレックスなどが挙げられます。
ホモセクシュアルであり、女性に対して勃起しないというケースも深層心因によるEDに分類されます。
2.血管や神経の障害
性的興奮を受け脳からペニスへ勃起の指示を送る神経のプロセス、あるいは海綿体へ血液を送り込む血流・循環機能に問題がなることでEDになるケースです。加齢だけでなく疾病の可能性もあります。
・加齢…年齢とともに血管に障害が起きるのは仕方のないことでもあります。しかし、アルコールやタバコなど生活習慣を見直すことで、障害の可能性を低く遅いタイミングにしていくことは十分可能です。
・生活習慣病…EDの最多要因です。糖尿病や高血圧、脂質異常症といった生活習慣病によって血管や神経に障害が起きるタイプです。1.の心因性に対し「器質性」と呼ばれます。
糖尿病患者の80.9%、高血圧患者の66.7%、脂質異常症患者の64.7%がEDというデータもあります。
糖尿病は血管と神経からトラブルが起こり始めるので、EDの割合が最も高くなっています。糖尿病の進行度によってEDの重症度は変化します。
動脈硬化を招く高血圧もEDにつながる疾病です。高血圧治療のために服用している薬剤もEDの原因となる場合があるので注意が必要です。
血液中のLDLコレステロールやトリグリセライド(中性脂肪)が多すぎる脂質異常症も動脈硬化を招きます。
・神経障害を発症する疾病…脳出血、脳腫瘍、脳外傷、パーキンソン病、アルツハイマー病など自律神経障害を伴う疾病です。近年までEDとのつながりがあまり知られていませんでした。
・手術や外傷…前立腺がんや膀胱がん、大腸がんの摘出・切除手術の後、EDが発症するケースもあります。手術によって陰茎海綿体の血管や神経を損傷してしまったためです。かつて、がん手術は再発予防のため、できるだけ大きく切り取るのが常識でした。
現在は手術後のクオリティオブライフを考慮して、なるべく温存することが主流になっています。手術前に主治医とEDのリスクについてよく話し合うことが必要です。外傷の場合に多いのは、交通事故などによる骨盤骨折や脊椎損傷です。
・その他の疾病…前立腺肥大症、前立腺炎や精巣静脈瘤などの泌尿器科系の疾患がEDの原因となることもあります。
3.薬剤によるもの
服用している薬によって、それと知らずEDが誘発されていることがあります。
抗うつ薬、抗けいれん薬、抗コリン薬、不整脈治療薬、脂質異常症治療剤における副作用がよく知られています。
EDの放置で高まる危険と自然治癒する可能性
1.心理的なストレスからのEDの場合
根本的な要因が取り除かれない限り、自然治癒は難しいでしょう。
深層心因に至っては本人すら自覚していないことがあります。
仕事の疲れによる場合、繁忙期が過ぎたことでEDも回復する可能性はあります。しかし、いずれまた次の繁忙期がやってきます。人員不足の場合、補充されなければ抜本的解決になりません。自分の就労環境について見直してみる必要があるのでしょう。
夫婦間の問題はどうでしょうか? 時間が解決してくれる場合もあるかもしれません。
ですが、妊娠を望んでいる妻、EDを放置する夫という関係が続けば、離婚という最悪のケースも起こりえます。セックスレスは離婚理由のひとつなのです。
早漏や包茎といった性的劣等感の場合、放置(=意識しない)はある意味、正解かもしれません。他人のものさしで自分を計る必要はありません。
射精まで何分間持続できるなど考えず、パートナーをより満足させる方向に思考を切り換えたら、EDにも変化が生じる可能性はあります。
2.血管や神経の障害からのEDの場合
糖尿病は大きな自覚症状が少ないため、気づかないうちに悪化してしまうことのある危険な疾病です。
放っておくと腎臓などの臓器に障害の起こる他、失明、末端部の壊死といった合併症が待ち受けています。腎臓が機能しなくなると、人工透析によって血中の毒素や不純物を取り除くしかありません。
人工透析になった場合の5年生存率は約60%です。
生活習慣の変化により、我が国では糖尿病患者が急増しています。インスリンによる治療だけでなく、欧米型になった食習慣の見直し、禁酒・禁煙が欠かせません。
神経障害を発症する疾病も治療が最優先となります。
骨盤骨折や脊椎損傷では、麻痺や神経反射機能の程度によって時間差はあるものの、EDが治癒する場合もあります。若い患者にはED治療薬が効果を発揮することもあります。
3.薬剤によるものからのEDの場合
自分の処方されている薬がEDの原因になっていないか、だとすれば他の薬に切り替えることは可能なのか、かかりつけの医師に相談してみましょう。
EDに気づいたらどこへ行くべきか?
「ED 外来」で検索すると多くの専門クリニックがヒットします。では、自宅や職場近くに専門クリニックが見当たらない場合、何科を受診すればようのでしょう?
まずは、かかりつけの内科や泌尿器科を受診してください。内科、泌尿器科でもバイアグラなどED治療薬を処方してもらえます。かかりつけなら信頼関係もあるでしょうから、デリケートな悩みも相談しやすいでしょう。
糖尿病などの疾患に対応してくれるのはいうまでもありません。近年増えてきた男性更年期外来もよいでしょう。
また、心療内科も選択肢のひとつです。
精神の疾病を連想して、気後れを感じてしまう人もいるかもしれません。統合失調症など精神の病気を扱う精神科に対し、心療内科は食欲不振、倦怠感、痛みといった身体症状も取り扱っています。
EDをはじめ、ストレスにともなう様々な身体の不調も「守備範囲」なのです。
大病院ならMRIなどの医療設備を備えているので、すぐに各種の検査を受けられます。EDの原因となっていた脳出血も発見できるので安心ですね。小さな心療内科の場合、検査が決まると提携先の病院まで出向く必要があります。
心療内科の中には患者がリラックスできるよう白衣を廃止し、医師やスタッフも普段着で応対しているクリニックもあります。気を楽にして受診してみましょう。
EDには色々なタイプがあります。自分がどのタイプのEDなのか原因を知ることが初めの一歩です。
まとめ
EDの放置は、糖尿病など重大な疾病を放置することにもつながります。EDの原因がどこにあるかを突き止め、適切な対処を行うことが大切です。
まずはかかりつけの内科を受診しましょう。泌尿器科、男性更年期外来、心療内科も選択肢です。
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私の夫もその一人で、精力を高める方法を色々模索して試しており、その体験を本ブログにしています。
ただ、医療の技術がどんどん発達している現在ではやはり、
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というのがベストの方法です。
私の夫も病院に行って、バイアグラなどのED薬をもらうのが絶対一番だという思いを持っています。
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